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神奈川の教育が変わる【座談会】

新学習指導要領と新公立高校入試制度をどう見るか

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来春から中学校で完全実施となる新学習指導要領、
そして現中2生から実施される新入試制度。
神奈川の教育は大きく変わろうとしています。
高校受験指導に携わる講師と中萬学院代表による
座談会をお届けします。

2011.11.02 【座談会】

学習指導要領と入試制度

【司会】
大きく変わる神奈川の教育、まずは来春中学校で完全実施となる新学習指導要領からです。
【鈴鹿】
中学校授業時間数 主要5教科の増減
英語では移行措置で学習内容、テストが変化しています。単語や文法、教科書本文を覚える「習得型」から「活用型」すなわちコミュニケーションツールとしての英語の色合いが濃くなっています。教科書レッスンの進み具合も「深くゆっくり」ではなく学校によってはかなり早いですね。そして新しい教科書では「歯止め規程」がなくなり用例が増え、単語数も増えます。文法解説のページが倍増している教科書もありますが、これは前回削りすぎたためでしょう。

高校受験指導事業部 教科指導チーフ 数学科教科長 渡辺伸

【渡辺】
数学では計算の項が複雑になるなど「ゴール」のレベルが高くなっています。またなぜこの公式が成り立つのかなど、根拠や理由を考えさせる内容が盛り込まれているのが新しい教科書の特徴です。そして理科もそうですが、「難しい」ということで削除された単元が復活しますから、ハードルが高くなります。
【鈴木】
社会では地方別地理全般を扱うようになります。資料の活用も増え、他県の公立高校入試ではすでに複数の資料・データを読み取り400字の記述を課す出題も見られます。量的、質的な変化を受け、主要5教科3学年の教科書ページ数は2002年の147%です。

質的変化も重要なポイント

【司会】
新学習指導要領では「基礎的・基本的な知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学習意欲」が示され入試制度もそれを反映しています。

中萬学院代表 中萬隆信

【中萬】
今回の改訂の最も根本にあるのは「思考力養成」です。我々があらためて認識すべきは、我々が感じている以上に地球規模、世界規模の課題は深刻であるということです。環境・食糧・エネルギー問題に加え経済問題も世界規模です。「知識基盤社会」にあって子どもたちに求められているのはそれらの課題解決に必要な「考えて判断する力」。知識も考えるための道具、「知っている」だけでなく「使える」かどうかが問われます。英語について付け加えるなら、ミスをしないテストから、インプット・アウトプットできる力を問うテストに変わってきています。思考の手段として表現の手段としての英語力が問われていきます。
【司会】
47%の教科書ページ増に対し、授業時間数は23%増にとどまります。単元が終わらない、理解できない子どもが増えるなどが教育関係者の間では懸念されていますが。
【中萬】
「学習意欲」の重要性がそこにあります。前回は「ゆとり」によって学習意欲を喚起しようとして失敗しました。今回は「身近」がキーワードです。教科の学習が身近なこととつながっている、主体的に意欲を持って取り組んでほしいというメッセージを随所に読み取ることができます。社会に出てからも常に新しい知識を取り入れ思考・判断していくためには意欲を持って「学び続ける力」が必要です。「生きる力」は「学び続ける力」と言い換えてよいでしょう。
【鈴木】
すでに全国学力調査の数学や公立中高一貫校の適性検査問題にも身近な話題から課題解決を問うものが見られます。
【渡辺】
数学の入試問題がすべてそうなるとは考えにくいですが、その要素は加わるでしょう。
中学教科書主要5科総ページ数の変化(各社平均)問題を解くプロセス

新入試制度での面接

【司会】
新入試制度では「学習意欲」を測るために全員に面接が課せられます。
【鈴鹿】
「うちの子は話すのが下手で」といった親御さんからの心配の声はとても多いですね。
【中萬】
面接対策といったテクニカルな部分を想像しがちですが、我々が最も大切にするのは生徒の学習意欲にほかなりません。「何のために勉強するの?」に対して回答を持った生徒を育てる。これは何も今に始まったことではなく、学力を伸ばせる講師は意欲を伸ばせる講師です。ますますその力量が塾の講師に問われるといえるでしょう。

県西ブロック長 鈴鹿壮史

【鈴鹿】
加えて年間のガイダンスプログラムを見直し、小学生段階から学習の意義、将来の進路をより主体的に考えられる機会作りを進めていきます。
【中萬】
高校進学に際し具体的な職業が定まっていなくても目標自体が変わっていっても良いのですが、何のために高校で勉強するのか、を自分の言葉で力強く伝えられる生徒を育てるということです。大学に入ってから進路を考えるのでは遅い、という事実も一方で見ておく必要があるでしょう。

新入試制度での定期テスト対策

【司会】
新入試制度では内申を最低2割にすることも可能で、内申軽視につながるという県民意見もありました。
【中萬】
合否の8割が入試当日で決まるとなれば不安です。しかしその不安を内申点で小さくすることはできる。中学校生活を疎かにする生徒が高校生活を大切にすることはできないですし、学校成績はしっかり取っておくのに越したことはありません。

社会科教科長 鈴木道博

【渡辺】
定期テスト対策は、生徒が学校で勉強しているプリント教材やレポート内容などのリサーチをもとに緻密に組み上げますが、今後もその方針に変わりはありません。
【鈴木】
学習目標にすると単元未消化で入試を迎える危険もあります。定期テスト対策とあわせてカリキュラムも重要ですね。

学力検査は?

司会 広報室長 天野貴幸

【司会】
県教委は学力検査問題例を12月に示します。
【鈴鹿】
100点満点になるので記述問題の配点が大きくなり、中間点が設けられたりするでしょう。
【渡辺】
問題例をもとに難度と形式の2つの側面から他都道府県の入試問題を分析し、対策に生かしていきます。
【鈴木】
何をどこまで学習させるか、それを示すことは私たちの重要な使命の一つだと思っています。
【中萬】
指導要領も入試制度もその変化は自然の流れと言えます。そして比率がどうであれ学力検査・内申・面接が選抜資料となる以上、我々が妥協することなく指導に当たることが、生徒の可能性を広げることにつながる。それをあらためて確認したいと思います。
【司会】
ありがとうございました。
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