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2014年12月04日
2014年度 公立中学3年生の進路希望調査結果が明らかに

81%が県内全日制公立高校への進学を希望、実際に進学できるのは62%

神奈川県教育委員会は11月26日(水)、「2014(平成26)年度公立中学校卒業予定者の進路希望の状況」を発表しました。2015年3月の公立中学校卒業予定者総数は69,712名。このうち、高等学校(以下高校と表記)等進学希望者は67,329名、卒業予定者数に占める割合は96.6%で昨年度より0.1ポイント減少しています。高校等進学希望者の中で「全日制高校」を希望する割合は91.9%、うち「県内公立高校(全日制)」進学希望は81.4%となっています。

2014(平成26)年度の公立中学校卒業予定者は2013年度から952名減少します(5月学校基本調査結果比較、横浜市立南高校附属中の3年生も含む)。これに対し、全日制公立高校の募集定員は昨年度から460名の減少にとどまっています。卒業予定者数に対する2015年度公立高校募集定員の割合は2014年度よりも0.4ポイント高い62.4%、したがって今回の調査結果どおりに全日制の志願が行われた場合、実際の志願競争率の平均は昨年度よりもわずかに低くなることになります。

【進路希望調査結果 統括表】

全県の地元地区外進学希望率は0.4ポイント減、ただし地区によって差

 

 

※表はクリックで拡大、PDFで見られます

全県一学区制が開始された2005年春以降、中学校が所在する地元地区外への進学希望率は毎年上昇してきましたが、2014年度は0.4ポイント減少に転じ、一昨年度と同率の45.1%です。県内の希望状況は、今年も地区によって大きく差があります。右の一番上の資料は市区町村を17の地区(※相模原北部津久井・相模原南部は相模原市で1区とする)でまとめ、各地区の生徒の動きを矢印で示したものです。希望状況を反映した後の17地区のうち、中学校が所在する地元地区外への進学希望率が最も高いのは横浜南部です。地元地区内の高校を希望する(=地元に残留する)生徒は31.4%にとどまり、約7割の生徒が地元地区外の高校への進学を希望しています。この他に地元残留率が50%以下の地区は5あり、中でも45%以下で低いのは横浜西部(37.6%)・横浜中部(43.7%)・平塚(45.0%)です。市区町村別の進学希望状況は神奈川県教育委員会ホームページに詳細な統計表がありますので、そちらもあわせてご覧ください。

真ん中の資料では中学校が所在する地元地区の生徒数を100とした場合の希望状況を塗り分けで示しました。県内で最も進学希望の多い地区は横浜中部(128%)です。地元生徒の希望率は43.7%と低いにもかかわらず、隣接する横浜西部や横浜南部からそれぞれ約500名の進学希望があるなど人気を集めています。一方、最も進学希望が少ないのは横浜西部(70.2%)です。地元生徒の希望率は37.6%と低く、さらに外からの希望者も少ないため濃い青色になっています。同様に横浜南部も進学希望が74.4%しかなく、濃い青色になっています。横浜南部は隣接地区である横浜中部と横浜臨海地区を希望する生徒がそれぞれ約600名と例年以上に多く、これは2015年度市立南の募集が1学級のみとなることも要因の一つと思われます。矢印の数を見ても分かるとおり、横浜市内地区など複数の路線が乗り入れている交通の利便性が高い地域では、生徒の進学希望地区が多岐に渡りやすく、多様化する傾向が見られます。

2015年度募集を行う全日制公立高校のうち、今回の調査で400名超の希望者を集めている高校は全部で50校(昨年度46校)あります。うち500名超の希望者を集めているのは、昨年度から1校増の25校(横浜翠嵐・港北・岸根・川和・市ヶ尾・荏田・柏陽・横浜緑ヶ丘・住吉・多摩・生田・湘南・鎌倉・大船・湘南台・茅ヶ崎・厚木・海老名・座間・麻溝台・小田原・市立金沢・市立桜丘・市立戸塚・市立横須賀総合)です。中でも横浜翠嵐・横浜緑ヶ丘・海老名・市立桜丘・市立戸塚の5校は600名超、市ヶ尾・湘南・市立金沢の3校は700名超、川和は800名を超える希望者数となっています。

県内重点校の進学希望率は昨年度よりも高い19%

県立の学力向上進学重点校と横浜市立の進学指導重点校計22校の状況は以下の表にまとめました。2015年度全日制県内公立高校進学希望者56,756名のうち県内進学重点校への進学を希望している生徒は10,855名で、割合にすると19.1%です。昨年度同時期調査の18.6%から0.5ポイント上昇、今回の調査結果どおりに実際の出願が行われた場合、進学重点校の志願競争率は昨年度よりも上昇することになります。 また、学校規模の関係で前述の「400名超の希望者がいる高校」の中には入っていませんが、今春SGH(スーパー・グローバル・ハイスクール)の指定を受けた横浜国際は昨年度同時期調査よりも46名増、市立横浜サイエンスフロンティアは51名増と希望者を大きく増やしており、注目度の高さがうかがえます。

【県内進学重点校の希望状況】

情報に惑わされることなく、志望校に向かってしっかりと学習を

最後にこの「進路希望調査結果」を見る上でご注意いただきたいのは(1)調査が10月20日時点の希望であること、(2)調査時点で2015年度公立高校募集定員はまだ発表されていないという点です。また、この調査結果はこれから中学校で行われる進路面談の資料としても利用されるため、毎年そのアナウンス効果もあって2月の最終的な志望校決定まで受験生の希望状況は変化していきます。ですから今回の調査結果を見て、行きたい高校の人気が高いからといって悲観的になったり、敬遠を考える必要はありません。また、反対に人気が低いからといって安心できるというものでもありません。大切なのは自分の目標とする高校の合格を目指し、本番までの約2カ月余りでまずは学力検査本番で確実に得点できる力をつけることです。CG中萬学院では、冬期講習・正月特訓・パーフェクト特訓と受験生はいよいよ正念場を迎えます。志望校合格に向けて一緒に頑張っていきましょう。

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