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横浜平沼高等学校

校舎

横浜駅西口から徒歩10分。にぎやかな繁華街のさきの静かな住宅街に横浜平沼高校はある。在校生の出身中学は小田原市から川崎市まで県内全域に広がっており、9割弱は旧学区(横浜中部)の外から通学している。創立は1900(明治33)年と県下屈指の伝統校であるが、1991年に竣工した現校舎は地上7階建で、近代的な施設を備えている。変わらぬ伝統と21世紀への取り組みについて、荒蒔治夫校長先生に伺ってみた。

「豊かな学校」としてのトップ校

「豊かな学校」としてのトップ校

「仕事で知り合った人で、素敵な感性を持っている人物だなあと思っていた人が、『私、じつは平沼なんです』なんてことがよくあるんですよ」と荒蒔校長。「豊かな学校ですよ」「他に類のない文化のある学校です」とも表現されていた。横浜平沼高校の伝統は、高い学力だけにとどまらない、豊かな教養の修得にあるのだと話された。たしかに、横浜平沼高校の入学時のレベルは県立高校の中でも十指に入り、卒業時の進学・合格実績も旧学区のトップ校と遜色がない。それでいながら、いわゆる「進学校」というカテゴリーや序列にどこか距離を置いている感がある。「平沼は『豊かな学校』という点でトップですよ」「いわゆる進学校にどこか納得できないという生徒は、ぜひ平沼に来て欲しい」と荒蒔校長は話されていた。

芸術教育と国際理解・英語教育

芸術教育と国際理解・英語教育

横浜平沼高校の伝統の一つが、芸術教育である。1年次・2年次は、音楽・美術・書道の中から必修選択(2単位)。3年次であっても、音楽理論・ソルフェージュ・美術概論・素描・書道Ⅲ・総合芸術の中から、自由選択で最大7単位まで取得できる。また、毎年県民ホールで行われる合唱コンクールは、在校生が最も力を注ぐ行事の一つとなっている。音楽系の部活動だけでも、吹奏楽・軽音楽・合唱・オーケストラの4つがさかんに活動している。
平沼教育のもう一つの伝統が、国際理解・英語教育である。明治の開校当初から英語を必修科目としてきたが、現在神奈川県からは「国際・英語教育重点推進校」の指定も受けている。授業だけでなく、夏期のワークショップ、外交官による講演、10月の海外研修旅行、12月の英語スピーチコンテスト等、様々な学習と実践の機会を用意している。

また、平沼では数多くの部活動や同好会が活動中だ。先に紹介した音楽系の部活動のほかにも、文化系の部活動がいくつもある。中には、かるた・華道、Handmadeなど、他校にはない見られないものがあるのは、豊かな文化のある横浜平沼ならではである。体育系の部活動では、昨年夏の選手権で4回戦まで勝ち進んだ硬式野球部をはじめ、サッカー・剣道・バドミントン・陸上・バスケットボール・ハンドボール・テニス・ソフトテニス・バレーボール・剣道・弓道・柔道など、多数の生徒が参加し、さかんに活動している。部活と学習の両立については、「メリハリをつけた3年間の過ごし方は本校の伝統です」「それができる生徒たちです」と荒蒔校長は話されていた。

真の第一希望を叶えるために

真の第一希望を叶えるために

横浜平沼高校では、2009年度入学生から教育課程を大きく変更した。金曜日を除き、45分の7時限授業を実施し、週34単位を確保している。1年次は英語・数学・国語を中心に基礎学力を養成する。2年次には文系(α型)と理系(β型)に分かれるが、いずれの型にも数学Ⅱ・日本史・古典が含まれており、物理・生物もいずれかを選択する。3年次では進路希望に合わせた幅広い専門的な選択科目が用意されている。
「入学後の進路希望調査では、国公立大学への進学希望者が多いんです」と荒蒔校長。生徒の第一希望実現のためにも、この「ゆるやかな文系・理系」となっているカリキュラムは有効であるとのことだ。また、真の第一希望を発見し、その後の学習のモティベーションとするために、キャリア教育にも力を入れている。各界で活躍する卒業生を講師に招いて行う「先輩セミナー」は1年生の必修。今年度は8講座の中から自分の希望に合わせて参加した。1年次には「大学見学会」もある。さらに2年次になると、企業や官庁、研究機等を生徒が訪れる「企業訪問会」もある。これらを通じて、「生徒自身が自分にとっての『真の第一志望』を発見するのがねらいです」と荒蒔校長。以前から、”GMARCH”大の進学・合格には定評があったが、最近は徐々に国公立大学も増えている。秘訣はどうやらこの辺りにあるようである。

(2009年11月取材)

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